中絶手術の方法

中絶手術は、初期中絶手術の中でも妊娠6~9週目が適しています。

妊娠5週目からの手術も可能ですが、妊娠組織が出にくいので、しっかり出せたか確認が難しい場合があります。また妊娠10週目以降は、出血が多くなることがあります。

ここでは、初期と中期の手術方法について見ていきましょう。

初期中絶手術(~妊娠11週目程度まで)

中絶手術の方法といえば、「吸引法」と「掻爬(そうは)法」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?これらの手術は、妊娠11週目程度までに行なうとされる「初期中絶手術」です。

初期中絶手術の方法

  • 掻爬(そうは)法……スプーン状の専用器具を用い、子宮内の妊娠組織を掻き出す中絶方法です。
  • 吸引法……吸引キュレットを子宮内に入れ、子宮内の妊娠組織を吸い出す手術方法です。

出産経験のない女性の場合、子宮の出口である子宮頚管を広げる前処理と呼ばれる処置をすることがあります。実は初期中絶手術の主な痛みはこの前処理であるため「無痛中絶手術」を売りにしている病院・クリニックでは行なわれないことも多いようです。

掻爬法、吸引法ともに手術にかかる時間は5分から10分程度と短時間で、日帰り手術が可能です。もちろん麻酔を使うので手術自体に痛みを感じることはありません。

中期中絶手術(妊娠12週程度~)

妊娠12週目程度を過ぎてから行なう中絶手術を「中期中絶」といいます。初期中絶手術と違い、出産と同じような形で行ないます。

中期中絶手術の方法

細棒のようなものを入れて子宮口を広げる前処理をおこなった後、陣痛誘発剤を投入して子宮を収縮させ、強制的に陣痛を起こして流産させる方法です。その後胎盤などを除去します。

中絶手術は、陣痛誘発剤によりすぐに陣痛がくれば1日で終了します。ただし、この薬は劇薬扱いとなっているため、1日の使用量が制限されていて、なかなか陣痛がこない場合には2~3日かかってしまうこともあります。

手術自体は、麻酔をかけるため痛みはありません。手術後は、子宮の戻り具合を確認します(出産時も同様です)。長い場合だと、入院期間がトータルで4~5日に至るケースがあります。なお、中期中絶後は胎児を火葬する手配が必要になります。その後、死産証明書を役所に提出してください。

※妊娠12週目程度の場合、初期中絶手術と同じ方法で中絶手術を行う病院・クリニックもあります。確認してみましょう。